こんばんわ、ポイ積 純一郎です🤗
さて、昔𝕏で『ブラジル債ってどこで買ったら良いの?』と聞いてもほぼ無反応でしたので、自分で調べつつ、やっぱり調べれば調べるほど債券を直接買うのはタイミングや投資判断が難しいので、そうだ、投資信託にしよう!と考え、何に投資するかも含めて検討、2023年から積み立てを開始しています。
2025年もその環境は維持されているのか検証してみました。
ブラジル債に注目した理由
2023年の投信番付で上位独占
ポイ🌵がブラジル債に注目をしたきっかけは、2023年の日経新聞の投信番付記事でした。
当時はブラジル関連ファンドが上位を独占し、年初来リターン30%超という驚異的な数字を叩き出していました。
高金利+レアル高で投資妙味が拡大
それから約2年。2025年現在もブラジルは「高金利+比較的安定したマクロ環境」という特徴を維持しており、依然として投資妙味があると考えています。
ブラジル経済の現状(2025年)
GDP成長率は減速もプラス維持
2025年の実質GDP成長率は+1.7%前後と予想され、やや減速傾向ながらプラス成長を維持。
インフレ率と金融政策のバランス
2025年8月時点で約5.1%と、依然として目標レンジ(3%±1.5%)を上回る水準。
政策金利は15%、世界最高水準の実質金利
2025年9月時点で15%と世界的に見ても極めて高水準。
→実質金利(名目金利-インフレ率)は約+10%と、依然として世界最高水準クラス。
ブラジルレアルの動向
ドル・円に対するレアルの推移
2025年9月時点で1ドル=5.36レアル前後。2024年末に一時6.75レアルまで下落した後、政策金利引き上げや財政規律の見直しでレアル高に戻してきています。対円では1レアル=約28円前後と、2023年末(約27円)からやや上昇基調。
資金流入と為替リスクの見方
高金利を背景に投機的な売りは入りにくく、短期的には底堅い展開が続く見込み。
ブラジル投資のリスク要因
ルラ政権の財政政策と市場の評価
ルラ政権の財政拡大姿勢は依然として懸念材料。ただし2024年末に歳出削減法案が成立し、一定の財政規律を示したことがレアル安抑制に寄与。
米国との通商摩擦リスク
2025年は米国との相互関税問題が浮上しており、外部リスク要因として注視が必要。
為替・金利のボラティリティ
高金利とレアル高基調は魅力的だが、為替・政策リスクは常に意識する必要あり。
新NISAで投資できるブラジル債券ファンド
楽天証券で新NISA対象となるブラジル債券ファンドは依然として限られています。2025年時点でも主力は以下の3本。

まとめ|2025年のブラジル債券投資戦略
高金利を活かすなら積立投資が有効
2023年当時と比べると、ブラジルはさらに高金利(15%)+レアル高基調という投資妙味を強めています。
一方で、米国との関税摩擦や財政規律の持続性といったリスクも無視できません。
新NISAで長期分散を意識した運用をしていくというのが基本戦略と考えます。
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